◆ スラングとは?
英語のスラング(俗語)というと、『人を罵倒したり、驚きや怒りなどを表現する言葉』というイメージが強いかも知れません。
もちろんそうなのですが、私にとっての英語のスラングはもっと広く、感情や思いを豊に表現する言葉です。日本語でも、若者言葉なんかに多いですよね。ちょっと古いですが、「キモイ」とか「萌え~」とか。
こうこうした表現には、それに込められた独特の雰囲気みたいなものがあります。スラングとは、そういう言葉や表現だというのが、私の理解です。
で、これがメチャクチャに面白いのです(←ここが重要)。

このサイトで取り上げているお題のセリフは、映画やテレビドラマなどで、私が耳にしたものです。
また、スラングだけではなく、英語ならではの「情景が目に浮かぶ系」の表現も紹介します。これらはスラングではない場合が多いですが、ビジュアル系スラングとして分類しておきます。
お下品な英語だけを並べると、私の品を問われてしまいそうですから。
映画で使われるセリフって、それぞれの場面と結びついて覚えることができるのがグッドです。イケてるスラングをバシッと決めているのを見ると、「かっこいい」と思いますしね。
ただし、外国人である私達がスラングを使う際は、くれぐれもご注意を。テレビでは、「ピー」と消されてしまう表現が多いことだけは知っておいて下さいね。
また、人が罵り言葉を発する場面に実際に遭遇したときに、けっして笑わないようにお願いしますね。「今のひとこと、分かった!」とばかりにニヤリとしてしまうと、思わぬ誤解を受けてしまいます。実は、私、高校の交換留時代に大失敗をした経験がありまして。
まあでも、スラングを学ぶのは楽しいですし、何より「早口すぎて聞き取れない」部分が減っていくのは、嬉しいものです。使える英語を身につけるのは長い道のりですが、このサイトは、そのためのスパイスぐらいにはなると思いますヨ♫
◆ スラングを学ぶとどうなるのか?
ヒアリング力が向上します、キッパリ!

スラングを使うシーンというのは、感情が高ぶっている場合が多いので、早口でまくし立てていることが多々あります。そうした部分を聴き取るヒアリング力がつくということは、ヒアリング力全体が伸びることを意味します。
また、ヒアリング力が伸びると、後をおいかけるようにスピーキング力も伸びるというのが、私の経験です。
それともう一点。スラングは日本語には翻訳不能な場合も多々ありますから、スラングを学ぶことは、異文化体験になると私は考えています。
異文化というと大げさに聞こえるかもしれませんが、例えば、テレビのニュースキャスターがスラングを使わない理由、ご存知ですか?
お下品だから当たり前といえば当たり前ですが、欧米では、事実を伝えるニュースキャスターは、感情をあらわにしてはいけないからなのです。これ、日本では、いかがでしょう?
◆ 最近投稿したスラング表現
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スラング英語の世界へようこそ!