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Time flies when you’re working your ass off.

 今回のスラング表現も、映画『人生の特等席』で耳にしたセリフから紹介します。

“Times flies when you’re working your ass off.”

(発音↑)

 続く場面に進みましょう。場所は、ガスの一人娘が働いている弁護士事務所の会議室。経営陣を相手に、パートナーへの昇進に向けた面接のようです。「7年なんて早いものだな。」というシニア・パートナーの一言に、彼女が放ったセリフが今日のお題です。

その意味は?

 意訳するなら、

「メチャ頑張っていると、時間は飛んでいきます。」

ぐらいの意味になります。

 ”work off” は、「一歩一歩着実に何かを取り除く」という意味ですが、スラングの”ass” が加わる事で、「ハチャメチャに頑張る」という意味になります。

 話している相手に何かの行動をうながすときに、”your ass (直訳はオマエのケツ)” を強調の意味で差し込んで使うパターンは、これまでにもいくつか紹介しました。

 このようなパターンは、よく耳にしますし、知らないと聴き取りにくいので、思いつくまま列挙しておきましょう。

  • “Sit your ass down.” 「座れや」
  • Run your ass off.” 「とにかく逃げるんだ」
  • “Get your ass in here right now.” 「今すぐここに来い」
  • “Stay your ass right there.” 「そこにいろ(動くな)」

 実は、シニア・パートナーを前にして、ややお下品なひと言をあえて言っておいて直ぐにきちんと言い直すこのシーンで、彼女の物怖じしない性格が伝わってくるわけです。

 でも、そこまでは日本語になりにくいですよね。英語のまま理解するのと、言語を変えて理解することの差が、このあたりにあるワケで、スラングを理解するというこは、文化の違いを理解する入口になると、思うわけです🙋‍♂️

会話例:

You’re working your ass off lately.
(最近、メッチャ仕事しているよね)

Year, guess I got swamped.
(あぁ、泥沼にハマって身動きとれない感じ)

 ところで、同じような感覚で、”ass” 以外に使える表現はないのか、ちょいと調べてみました。

 まず、”butt(ケツを意味するスラング)” がありますが、これはちょっと古くさい印象です。他にも、 “tail”、 “head”、 “guts” などなど、やはり体の一部を使った表現あるようですがあまり一般的とは言えないようです。

 今回のように、あえて “ass” を使って、すぐに言い直すようなことを半分おどけて使ってみると、ジョークとして通じるかもしれませんね。

 英語は、こういうところがメチャ面白いです。あはははは♪

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