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Pay some respect, zipperhead.

今日のスラング表現も、映画『グラン・トリノ』からの続きです。

“Pay some respect, zipperhead.”
(ぺい・さむ・りすぺくと・ずぃぱーへっど)

(発音↑)

 ウォルターとタオが初めて顔を合わせるシーン。

 タオを門前払いにしたウォルターですが、その時の最後のセリフが今日のお題です。 “pay respect” は敬意を表するとか、墓参りをするという意味です。少々カタイ英語になりますが、 “with all due respect” は、上司に反論する際のおきまりのフレーズ。

 で、 “zipperhead” ですが、これは “swamp rat” と同じでアジア人のことを意味するスラングです。”zipper(ジッパー)” と “head(頭)” の組み合わせで、なぜアジア人になるかというと、これはあまり気分の良い話ではりません。

 この言葉、もともとは戦場に出ていた米軍人が使い始めた言葉のようで、これ以上書くと、あまりの生々しさに気分が悪くなる方も多いと思いますのでやめておきます。そのくらいビビッド感があるのですが、そこが英語らしさです。

 というワケで今日のお題のスラングは、同じアジア人の僕らとしては、使うことはないと思いますが、あけすけと使うのがアメリカン。そして、そんなふうに呼ばれてもめげることがないのも、またアメリカンなのです。この映画でも若いタオが、そんな風に少しずつ変わっていく姿が描かれています。

会話例:

Talk English, zipperhead!
(英語でしゃべろ、アジア人め!)

You are welcome to leave our country at your convenience, Mr. dickhead.
(いつでも国に帰ってください、アホ丸出しさん)

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