今日のスラング表現も、映画『交渉人』から紹介します。
That shit is not mine!
(ざっと・しっと・いず・なっと・まいん)
場面は、ダニーの自宅が家宅捜索をされることになってしまったところです。そこで、身に覚えのない書類が出てくるのですが、それに対してダニーが言ったセリフが、今日のお題です。
「オレのものじゃない」という部分は、わかりますが、主語が “shit (お下品なクソの意味)”になっています(笑)。
その意味は?
お題の文章は、普通に “That’s not mine.” と言っても、もちろんOKなワケですが、これだと怒りや蔑みの感情が入りません。
そこで、”shit” の登場です(笑)。このようにshitは「くだらないもの(人)」を指すときに良く使う単語で、怒りや蔑みの感情が入った言葉と覚えておけばいいと思います。
なのでこの場面では、「誰かのでっち上げに決まっているわけで、くだらないもの」というニュアンスになります。
shitの使い方は、この他にも、”Holy shit!” あるいはただ単にShit!で「くそ」、「ちきしょう」と同じ意味になったり、意味が反転して、「最高のもの」という意味になることもあります。
というわけで、今回初登場のスラング “shit” は、とても忙しい(笑)スラングですので、耳にしたらまた紹介しますね。
会話例:
This is far beyond my comprehension of art.
(これは、僕の芸術の理解を超越してるよ)
It’s just a pice of shit.
(それ、ただのがらくただよ)