今日のスラング英語も、映画”COLLATERAL”から紹介します。
He fell on the motherfucking cab!
(ひー・ふぇる・おん・ざ・まざーふぁっきんぐ・きゃぶ)
自分の車(タクシー)に突然、空から男が落ちてきたシーンは、4文字英語のオンパレードです。そこで出てきたセリフのひとつが今日のお題です。
その意味は?
”motherfucking”は、このフレーズでは単に強調しているだけで意味はありません。単に ”fucking” としても、先日出てきた “goddamned” としても同じです。
これらのスラングは、かかっている言葉を、レンズで拡大するような感じの役割を果たします。例えば、今回のセリフでは、自分のタクシーから外れたところではなく、「自分のタクシー(←ここを強調)」に落ちた、という表現になっているわけです。
日本語にはない感覚なので理解しにくいと思いますが、映画などでいろいろな場面での使われ方に慣れてくれば、感覚的なところも分かってくると思います。
というワケでお題を意訳してみても、
「彼、オレの車両に落ちてきた」
または、「なんでオレの車両なのよ」
程度にしか、どう考えてもならないです。つまり、このあたりが英語でそのまま理解してみるか、言葉を翻訳して見るかの違いということになります。
英語に慣れて上級者になると、映画やテレビドラマを吹き替えで見る気はしなくなります。
会話例:
The ball hit the motherfucking window.
(ボールが窓を直撃してくれたわ)
Shit happens, you know.
(そんなこともあるよ)