今日のスラング英語も、映画『Collateral (コラテラル)』から紹介します。
“What’s the hell?”
(わっつ・ざ・へる)
hell は、もともとは地獄の意味ですが、強い怒りや驚きを表現する言葉で、これも頻繁に耳にする言葉です。
映画 “COLLATERAL” でも、車に死体が降って来た場面で、 “What’s the hell? Damn it!”という具合に使われていました。
この他にも”What’s the fuck! Shit!”といったスラング表現も出てきますので、この場面だけで、これまでに出てきたものの復習編の様相です(笑)。
その意味は?
あえて、意味のある言葉に訳するならば、
「なんだ、こりゃ」、「どひぇー」、「ウソだろ」、
「信じられねー」
などなどになりますが、これらを全部ひっくるめた感じが、今日のセリフの意味とお考え頂ければいいかも知れません。
ちなみにhellには、heck(へっく)という代替語があります。hellと全く同じに使えるので、僕達外国人としては、こちらを使うほうが良いかも知れません。
また、このフレーズは、テキストメッセージなどでは、 “WTH” と省略してしまうことが多いので、覚えておきましょう。
日本人向けのジョーク♫
それでひとつ思い出しました。 “hell” を使わずに、それを思い浮かばせる、日本人だからこそ受けるジョークが、ひとつありました。
“I know where our boss should go, but I cannot pronounce it well.”
村松増美氏
「俺たちのボスがどこへ行くべきか、オレは知っているんだけど、ちゃんと発音できないんだ」
最後の”well”の発音を、LとRの区別が苦手な日本人的に発音してやると、wellとhellとがかかっているので、バカ受けします。
同時通訳の大御所である故村松増美さんが、札幌で公演をされたときに聞いたジョークで、今でも強烈な印象として残っています。