今日のスラング英語も、映画『COLLATERAL(コラテラル)』から紹介します。
I off one fat Angeleno, and you throw a hissy fit.
場面は、前回から少し進んで、ヴィンセントが取り乱しているマックスを、なんとか落ち着かせようとしているところです。
その意味は?
”off”には、スラングで「殺す」という意味があります。ペーパーバックを読んでいるときなど自分のペースで読み進めているときは、そうした意味も予想もできますが、ストリー展開の早い映画の中で、例えば口論のシーンなどでまくし立てられると、知らなければ聞き逃してしまいます。
”throw a hissy fit”は、かんしゃくを起こすとか、ヒステリックに文句を言うといった意味の慣用句ですので覚えておきましょう。
というわけで、今日のお題を意訳してみると、
「ロスのデブ野郎をひとりやったら、お前がヒステリックになるのか」
ぐらいの感じでしょうか。この “off” には、「やる」という日本語がハマる感じがします。
早口のセリフを聴き取るには?
実はこのフレーズ、早口でまくし立てるシーンで出てくるのですが、僕も前半部分はついていけませんでした(汗)。
ネイティブの自然なスピードを聞き取ることに慣れてくると、こうした短い単語が続くフレーズに耳を慣らすというのが、次の壁ですよね。
僕は、こういうのが出てくると、自分の口で同じスピード(←ここが重要)で真似るということを何度も繰り返します。これ抜きでは、細かな部分を聞き取るヒアリング力はつかない、というのが僕の若かりし頃(爆)からの経験だからです。
ヒアリングに壁を感じたら、みなさんも是非試してみて下さいね!