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bussing tables

 今日は、映画『COLLATERAL(コラテラル)』に戻ります。スラングではありませんが、私も知らなかった “bus” の使い方を紹介します。

“I was about 19, bussing tables right here.”
(あい・わず・あばうと・ないんてぃーん・ばっすぃんぐ・てーぶるず・らいと・ひあ)

(発音↑)

 ジャズ・クラブのオーナーとの対話のシーンです。登場人物のクラブオーナーは、黒人に独特のリズムとスラング表現、それに口元でぼそぼそしゃべる感じがあいまって、ちょいと聞き取りにくいかも知れません。

その意味は?

 ”bus” には、「(レストランなどで)テーブルにお皿を運んだり片付けたりする」という意味があります。映画などでも見かけることがあると思いますが、アメリカでは、ウエイター/ウエイトレスの他に、客とのやりとりはせずに食器の片付けや椅子とテーブルの整頓といった補助的な仕事だけをしている人を見かけることがあります。

 この人達のことを、 “busser” と呼ぶのだそうです。専用のカートをつかってテーブルを移動しながら食器を運ぶ様子が、バスのイメージなのでしょうね、きっと。そう考えると視覚的なイメージが浮かんで覚えやすいと思います。

 ということで、お題を意訳すると、

19歳の頃だったかな、ここで食器の片付けをやっていたんだ

てな感じの、説明的な訳になってしまいますね。

 ちなみに、ウエイター/ウエイトレスは、厨房での料理の進行状況と客の食事の進み方とをうまく調整する役回りなのだとか。厨房側が遅れているとみるや、客とウィットに富んだ会話をしたり、というのがプロなのだそうですよ。

会話例:

What was your first job?
(はじめての仕事って、何だった?)

Bussing tables at a restaurant. Why?
(レストランで食器の片付けだよ。なんで?)

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