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He carried my ass.

 今日のスラング表現も、映画『COLLATERAL(コラテラル)』から紹介します。

“He carried my ass.”
(ひー・きゃりーど・まい・あーす)

(発音↑)

 ジャズクラブオーナーの思い出話が続きます。若い頃に突然店に現れたマイルス・デイビスと共に演奏するチャンスに恵まれ、その時の自分の演奏を振り返ってのセリフの一部がこれです。

その意味は?

 意訳してみると、

 「彼が僕(の演奏)をうまく引っ張ってくれたんだ」

という感じです。

 ”ass(お下品にケツ)” は、これまでにも出てきたように、罵り系で相手に対して使うことが多いのですが、自分自身に使うことで、スラングながら自分を一歩引き下げたようなニュアンスになると思います。

 スラングでへりくだるというのがあってもいいのでしょうね、きっと。

 似たような “ass”の使い方としては、”save one’s ass”「助ける」とか、”cover one’s ass” で「守る」がありますが、ここでは、carry を使っているあたりが、ミュージシャンっぽいのかも知れません。

会話例:

It sounds like he’s blaming us.
(俺たち、責められてるように聞こえるな)

Yeah, his typical CYA (covering your ass) !
(あぁ、彼のいつもの責任逃れだよ)

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