今日のスラング表現も、映画『パッチ・アダムス』から紹介します。
I don’t give a rat’s ass.”
(あい・どうんと・ぎヴぁ・らっつ・あす)
「まだ退院させるわけにはいかない」という精神科医の忠告に対して、パッチが言い返した時のセリフが、今日のお題です。
ratはネズミ、assはもうみなさんご存知の「おケツ」。で、 “rat’s ass”は「取るに足りないこと」、「無価値なこと」の意味で使われるのですが、ネズミのおケツという表現がオモシロイです。というか、笑えますよね。
その意味は?
実は似たようなスラング表現で、”I don’t give a shit.“というのがありまして、こちらのほうがよく耳にすると思います。これを直訳すると、「クソでもあげないよ」ということになり、つまりは、「考慮に値しない、くだらない、気にもかけない」という意味になります。
今日のお題は、この”shit”(お下品)が、”rat’s ass” (笑える)に代わっただけのことで、意味は同じです。
この映画では、お下品な罵り言葉をそのまま使っている場面はなかったと記憶しています。小さな子供達も観る映画ですので、スラングは使わずに、そのスラングを想像させるような可愛らしい表現を使っているところが、いい感じなのです。
会話例:
Don’t you want to know what it says in the cookie? (クッキーの中に書いてあること、気にならないの?)
Nop. I don’t give a rat’s ass.(全然。気にもならないね。)