今回のスラング表現も、映画『パッチアダムス』から紹介します。
Eat lead, fur bag!”
(いーと・れっど・ふぁー・ばっぐ)
場面は、見えないリスを怖がるルームメイトとともに、パッチが、リス相手の戦闘シーンを繰り広げる場面です。
このセリフから、 “scumbag” というスラングが思い浮かんだ方は、かなり相当イケてます!
その意味は?
前半部分は、「鉛でも食らえ!」という意味で、もちろん鉛は鉄砲の弾のことですが、にっくきリスを指して”fur bag(毛皮の袋)”というのがクスリと笑えるところです。
これは、英語ならではの目に浮かぶ系表現ですが、クスリと笑えるのは、 “scumbag” というスラングを同時に連想させるからです。リスの俗語が”fur bag”というわけではありません。
で、この”scumbag”は、しっちょう耳にするスラングではありますが、かなりお下品。軽蔑する相手に対する罵り言葉で、 “scum(カス)”の”bag(袋)” は、これはもともとは使用済みのコンドームのことだそうな。
なので、ゴミくず呼ばわりするときに使うスラングなのです。
そうとわかれば、絶対に “scumbag” 呼ばわりされたくないですね。ご使用の際にはお気をつけあそばせ状態です。
会話例:
Look! I won a stuffed dog in a gaming arcade.
(見て!ゲーセンで犬のぬいぐるみ取ったわ)
I didn’t know you appreciate those stuffed bags.(そんなゴミみたいなものが好きとは、知らなかったよ)
というわけで、動物の話題などで、わざと茶化して”fur bag” を使ってみると、ウケるジョークになる・・・かな?