今日のスラング表現も、映画『パッチアダムス』から紹介します。
“Genius syndrome. Howard Hughes-type shit.”
(じーにあす・しんどろーむ。ハワード・ヒューズ・たいぷ・しっと)
場面は、管理人らしき黒人男性が、入院患者のアーサー・メンデルソンのことをパッチに説明する場面です。
”shit” は、これまでに何度か登場しましたが、今回のような軽い感じの使い方が、クールに見えてしまう僕は、ヤバイっすかね?
その意味は?
”shit” は、他の単語に置き換えて使うことがよくあります。このセリフでは、多分 “patient(患者)” と言う代わりに “shit”を使ったと、想像できます。
この使い方をマスターすると、ヒアリングでこの単語をミスることがなくなり、「英語で」理解できる幅が広がるはずです。
というわけで、今日のお題を意訳してみると、
(彼は)天才症候群。ハワード・ヒューズ型のクソったれだよ
というわけです。
ちなみに、ハワード・ヒューズというのは、映画『アビエイター』でも描かれた実在の人物で、精神的に病んでしまったことまで含めて、アメリカ人なら誰でも知っている実業家です。知っていれば聞き取ることができると思います。
で、入院患者のアーサー・メンデルソンですが、もしやと思い調べてみたら、こちらも実在の人物でした。
会話例:
I guess you’re becoming to need a swear jar.(スラング禁止のビンが、必要になってきたようね)
Yeah? Am I losing my shit? Ops!
(そう?おれ、ヤバイかな?おっと)
それにしても、日本語の「くそ」と英語の “shit” は、あまりにもぴったりハマるので笑えてきます。「英語と日本語に共通することは何か?」と聞かれたら、僕は間違いなく、
それは、”shit” の使い方である!
と、答えますね。あはははは!