今回からは、映画『ソーシャル・ネットワーク』から、スラング英語をいくつか取り上げましょう。
“What’s the f….. What is that supposed to mean?”
(わっつ・ざ・ふー...わっと・いず・ざっと・さぽーすと・とぅー・みーん)
まずは冒頭の、マークと恋人のエリカが喧嘩別れをしてしまう場面です。人の気持ちのことなんかさっぱり考えていない様子のマークに、さすがにしびれを切らしたエリカのセリフが今日のお題です。
その意味は?
後半部分は、普通の英語表現「それどういう意味よ!」というわけですが、前半部分の、”f….”とした部分は、思わず口から飛び出しそうになった言葉を、飲み込んでいるわけですね。
飲み込んだ言葉は、もちろん”fuck”です。どうです?ボストン大学で学ぶお嬢様、お上品です。
この「ふー」という”f”の音から、エリカが飲み込んだ言葉をちゃんと予測できたあなた、イケてますョ!英語のまま、映画を楽しむことが出来ている証拠です。
この “What’s the f…” の部分は、日本語にすること自体無理があると思いますが、この部分があることで伝わってくるはずのエリカの我慢強い人柄が抜け落ちてしまいます。
日本語には訳しにくい、スラング英語を学ぶ理由のひとつが、こんなところにあるワケす。
会話例:
You ain’t welcome here, donkey!
(あんたお呼びじゃないの、ドアホ!)
What the fuck do you mean by that?
(なんだと?)