今回のスラング英語も、映画『ソーシャル・ネットワーク』から紹介します。
“Don’t screw around with me!”
底知れぬ集中力で、あっというまにフェイスブックを立ち上げたマークでしたが、一方で法的な問題には全くの無頓着。弁護士からのレターすら放置していたことが、共同創業者のエドゥアルドの目にとまります。
その場しのぎのマークの説明に対して、エドゥアルドがピシャリとたしなめたセリフが、今日のお題です。
その意味は?
お題のセリフを意訳すると、
「俺にはちゃんと答えろ」
ということになりますので、少し説明しますね。
まず、”screw”は、ネジのことです。ネジは、ちゃんと決まった場所に差し込まなければ働きませんので、あちこちにフラフラと適当にする(”screw around”)ワケにはいきません。
ということで、共同経営者である自分に対しては、きちんと対応しろという意味になるわけです。
ですが、この表現は少々お下品な言い方なのです。理由は、 “screw” という単語は、「性交する」を意味するスラングとしてもよく使われるからです。
つまり今日のお題のセリフは、前後の文脈がなければ、「あちこちでやりまくる」というお下品なことにもなりますので、知らないでこの表現を使うと、あららん?なことになりかねません。
今日のセリフは、スラングを使わずに普通に表現するなら、 “fool around” です。 “screw” を使うことで、怒りの感情が強くなっている、ということになります。
会話例:
I’m not sure if I got the notice.
(通知きたかなぁー)
You can’t screw around with this!
(なにすっとぼけてるんだよ!)
スラング英語って、忙しいけど楽しいですよね?って、ヘンな表現かな!