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Hell yes!

 今日のスラング表現は、映画『スティング』から紹介します。

Hell yes.

(発音↑)

 映画スティングは、ギャング集団のアジトでのシーンから始まります。組織の大きさをそれとなく演出しているワケですが、一度観ただけでは、異文化の日本人には少しわかりにくいかもしれません。

 これが日本のヤクザ映画なら、言葉遣いもそれらしいはずなので、スッと入れるのでしょうけどね。

 冒頭のこの場面では、地区のボス同士の会話があるのですが、やはりそれらしい言葉遣いで、スラングがいっぱい。ボスのひとりは、”hell”が好きなようです。”hell”は、このブログでも以前に何度か登場していますが、もともとは「地獄」という意味です。

 「役人に賄賂は渡しているんだろうな」という質問に答えるのに使ったセリフが、今日のお題です。

その意味は?

 ”hell”は例によって強調しているだけで意味はないのですが、「そんなこと聞かなくても」という不満のニュアンスが含まれると考えていいと思います。yesだけではなくてnoの前につけて、”Hell no” と使うのももちろんOKです。

 場面にあわせて意訳してみると、

あったりめーよ

ぐらいな感じでしょうか。

 というワケで、この”hell”の感覚は直訳不能なので、覚えるしかないです。あまりお上品な表現とは言えませんど、ね。

 あ、そういう意味では、「間違い無くそうだ」と言いたい時には、ちょいワルっぽく、”fo sho, yes” と、おどけてみるとウケるかも知れません。これは “for sure, yes”が崩れたものですから、お下品な言葉は入っていません。

会話の例:

Do you really know who you are?
(自分が何者なのかホントに分かってる?)

Hell yes, but why?
(あたりまえじゃん、ていうか、なんで?)

 ”Hell no” と似たような表現で、”No fucking way” というのもありますね(こちらの投稿です)。”Hell no” のほうが、ぶっきらぼうな印象でしょうか。

 日本語の「あったりめーよ」ですが、これは、考えようによっては、これは日本語のスラング。この言葉を使うことによって、伝わる言外のニュアンスってありますよね。

 そんなふうにスラングを捉えると、英語がめちゃオモシロくなると思いますよ♫

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