今回のスラング英語も、映画『スカイフォール』から紹介します。
“I’ll be damned if …”
シーンは変わって、新たに赴任してきた上司のマルロー(レイフ・ファインズ)に、Mが勇退を促される場面です。Mの答えに使われていた表現が、今日のお題です。
全文を引用すると長くなってしまいますので、スラングの部分だけにしましたが、よく耳にする表現ですので、この機会にマスターしておきましょう。
発音は、英語だと「だーむ」という感じで、米語だと「でむ」と少し異なります。
その意味は?
Mの返答は、「(途中で投げ出してしまうようなことは、)あり得ない」なのですが、その時に使われた表現が、”I’ll be damned if …”です。
”damn” は、罵り系スラングの代表選手のひとり。元々の意味は、「のろう」とか「罵る」の意味です。このイディオムを直訳すると「何々すると自分は呪われる」ということになりますから、「そんなことは絶対にしない」という意味になります。
日本語でも「あり得ねぇ」って、最近よく耳にしますよね。あの感覚にこの熟語はピッタリとはまります。”I’ll be damned.” だけで使うことも多いです。
まあ、スラングですのであまりお上品ではありませんが、僕ら日本人が使っても構わないと思いますよ♪
会話例:
I’m gonna buy the lottery.
(あの宝くじ、買うわ)
I’ll be damned if you win the jackpot.
(当たるワケねーだろ)
さて、このサイトで紹介するスラングは、ネタバレはいけませんので、映画の始まり部分から紹介することにしていますが、さすがにお上品な007。このあたりでネタ切れのようです。
次回からは、また少し古い映画からスラングを紹介しますね!