今回からしばらくは、映画『ジャッカル』からスラング表現を紹介していきます。
“Who the fuck are you?”
この映画は、ロシアン・マフィアがモスクワで経営するナイト・クラブに、ロシア軍警察とアメリカFBIのエージェントが踏み込む場面から始まります。
踏み込んだ現場でのやり取りに、FBIのエージェントが横から口を挟むのですが、そこでマフィア幹部が口にしたセリフが今日のお題です。
その意味は?
「おまえは、なんなんだ?」というワケです。
”fuck”は、これまでに何度か登場しました。もともとは性交するという意味のスラングですが、このように強い怒りとか不満の感情が入ったときによく出てくる言葉です。
特に意味があるわけではなくて、単に強調しているだけですが、お下品さレベルは最上級ですね(笑)。
でも、この単語が入ると語呂が良くなることが多いので、口にする人はしょっちゅう口にしています。みなさんもくせにならないように注意しましょう。
代わりに例えば、”What in the world are you?” なんてどうでしょう?ちょいとインターナショナルですが、日本人風なポーカーフェイスでやると、かえって不気味だったりして(笑)。
会話例:
What the fuck is this?
(なんだ、これは!)
It’s just smoking shit, you know.
(煙たいやつさ、知ってるだろ)
さて映画『ジャッカル』ですが、これは僕のお気に入りの映画のひとつです。ロシア語なまりに、アイルランドなまり、それと多分ですがバスク語なまりの英語が登場します!
余談ですが、ソビエト連邦が崩壊したときに国情が混乱し、ロシアン・マフィアが台頭。その対策にアメリカが協力したというのは、あり得るハナシです。そんな時代背景で、アイルランド分離主義のテロリスト役を演じるリチャードギアと、バスク人分離主義者の女性とのストーリーが絡むこの映画、何回みてもオモシロイです。
お下品な映画ばかり観ているというワケではありませんので、そのへんのところ、宜しくお願いしますダ♪