今回のスラング英語も、映画『交渉人』の冒頭部分から紹介します。
Son of a bitch don’t know how to straighten up !
(さんのば・びっち・どうんと・のう・はう・とぅー・すとれいとぅん・あっぷ)
なきやまない犬に対して、罵声を浴びせた立てこもり犯ですが、それでも吠えつづける犬にあきれたのか、続けて出てきたセリフが今日のお題です。
その意味は?
bitch は雌犬の意味ですが、スラングで売春婦の意味もある単語です。 son of a bitch で男性を中傷する言葉になります。日本語としては、「野郎」ぐらいな感覚です。よく耳にするし聞き取りやすいので、一度覚えてしまえば、次回からはスッと耳に入ってくるはずです。
”straighten up” は、姿勢を正すとか、曲がった物をまっすぐにするという意味です。
なので、お題を意訳してみると
「この野郎、しゃんとすることもできねー」
ぐらいで、いかがでしょうか?犬の親は犬に決まっているので、”son of a bitch” と犬を罵倒しても意味ないとか、そういうツッコミは、ここでは不要です(笑)。
ちなみに、”don’t”も俗語といえば俗語ですね。本来は主語が単数ですから”doesn’t”になるはずです。また、そのbe動詞版に”ain’t”というのがあります。主語がなんでも全てain’tです。
単数・複数がニガテの日本人には大助かり!と言いたいところですが、教育がちゃんとされてないと誤解される可能性が高いので、使わないほうが良さそうです。
動詞の変化を間違えたときは、落ち着いて言い直すということを何度も繰り返していれば、自然と身につきますし、周りの人も好感を持ってくれるものです。
会話例:
That son of a bitch just cut me off.
(あの野郎、割り込みやがって!)
Calm down, man.
(そうアツくなるなよ)