今日のスラング表現も、映画『ブルース・ブラザーズ』から紹介します。場面は前回の続きです。
“You’re really up shit creek.”
(ゆー・あー・りぃりー・あっぷ・しっと・くりーく)
なんだか妙に怪しい雰囲気ですが、兄弟でお世話になった修道女(名前がペンギン)とご対面。彼女に、この孤児院は税金を払うことができないために、もうすぐ閉鎖になることを聞かされてしまいます。
そこで兄のジェイク、「5000ドルなんて軽いもんだぜ」と支援を買って出ますが、「汚いお金はダメです」と、ペンギン(笑)にたしなめられてしまいます。で、ジェイクが放ったセリフが今日のお題です。
その意味は?
”up shit creek” の部分は、もともとは “up the creek without a paddle” です。こちらはノーマル(笑)な口語表現の決まり文句で、直訳するなら「櫂を持たずに川の上流にいる」という意味です。
実際に使う時は、 “without a paddle” の部分は省略されることも多いのですが、”up the creek” だけ覚えていても意味不明になりますので、これはこのまま覚えてしまいましょう。
櫂なしで川下りをする状態というのは、イメージするとお笑いですが、「なにもできることがない状態」を伝える表現としては、これぞ英語とでもいいますか、とてもオモシロイ表現だと思います。
なので、今日のセリフを意訳すると、
「じゃあ潰れるしかねぇな」
となります。
「あっぷ・しっと・くりーく」って、なんか語呂も良くて、クールに使ってみたくなっちゃいますよね!でも使うのは、気心知れた仲間うちだけにしておきましょうね。
会話例:
Did you find your cellphone?
(携帯、見つかった?)
No and I’m really up shit creek.
(いや、ホント参ったわ)
スラング英語って、ホント面白いですよね♫