今回のスラング表現も、映画『人生の特等席』から紹介します。
“God damn it. Son of a bitch!.”
(がっでみっと。さんのばびっち)
場面は前回の続きです。無事に用を足したガスでしたが、今度は、目の前にあるテーブルが見えていなかったようでつまずいてしまいます。で、罪のないテーブルを蹴飛ばしながら言ったセリフがこれでした。
その意味は?
“Son of a bitch” は、直訳すると「雌犬の息子」ということになりますが、ここでは、テーブルに当たり散らして使っているわけですから、”son” を使っているからといって別に相手が人間じゃなきゃ使えない、というワケではないんですね。
そういえば、前回この表現が登場したときは、犬を相手に罵っていました(こちらの投稿)。
場面にあわせて意訳してみると、
「畜生!くそったれめ!」
とかでしょうかね(笑)?日本語で、物に当たり散らす時って、どんな表現があるかと考えてみても、あまり思い浮かばないですね。
このあたりがスラングが面白い理由だったりします(笑)。
実は、前回のお題のセリフの後には、続けて “Jesus!” と罵っていましたので、この映画のスタート場面だけで、罵りスラングの3兄弟をマスターできてしまいます。”Jesus”, “God damn it”, “Son of a bitch” どれも同じくらい、しょっちゅう耳にします。
あと、最近はほとんど耳にしませんが、”Son of a gun” というのもあるんですよ。「鉄砲の息子」とか、直訳で意味を考え出しても意味不明です。
でも・・・想像力を働かせると・・・ん、ん?あ、そういうことかぁー、と笑えてきます(爆笑)
会話例:
You, son of a gun!
(あなた、最低!)
What the hell does that mean? I don’t have any. (それどういうことよ?ひとつも持っていないよ)
REALY! (そうかしら!)
参考までに、もうひとつ。”Son of a bitch” は、 “SOB” と省略されて出てくることもたまにあります。ツイッターとかメッセージのやりとりで使うようになったのが、そのまま会話でのやりとりにも使われるようなったんじゃないかな?
省略されると、なんとなく使ってみてもOKのような気がしてきますよね?(←悪魔のささやき)
実は機会があったらと、狙っているのですが、僕の周りにはSOBは、いないみたいな・・・あはははは♪