今回からは、映画『パッチ・アダムス』で耳にしたスラング英語をいくつか紹介します。
“You suck at it.”
(ゆー・さっかってぃっと)
主演のロビイ・ウィリアムス演じるパッチが、担当の精神科医に放ったセリフです。
その意味は?
”suck” は、もともとは「吸う」という意味なのですが、スラングで、不得意とか不適切であるという意味にも用いられます。同じ意味では、口語表現で”all thumbs”というのも覚えておくと使えます。”I’m all thumbs at ~”てな具合です。
なので、今日のセリフの意味は、
「あんた、それダメじゃん」
ぐらいの感じでしょう。
オモシロイのは、”suck” の反対語である “blow” もやはりスラング表現で、ダメにするとか台無しにするという意味があることでしょうか。
ついでに、”Suck it up!” というのも覚えておきましょう。耳にすることがあると思います。これは、「(がまんして)やり続けろ」という意味です。
会話例:
Parents suck!
(親って、ダメなものだよな!)
I couldn’t agree more!
(ホントそうよね!)
ところで、映画『パッチ・アダムス』ですが、これは僕のお気に入り映画のひとつです。パッチ・アダムスって実在の人物なんですよ。道化師が、ボランティアで病院訪問をするようになったのもパッチの存在があったからこそ。
映画の中に登場するガンの治療を受けている子供達も、本当のガン患者だったのだそうな。そうと知って、子供達の生き生きとした表情をみていると、グッとくるものがあります、はい。
ちょいとスゴイ映画なので、まだ観ていないかたは、この機会に是非ぜひ!